幸山玲子マタニティアクア

健康な妊婦であるために

マタニティアクアと妊婦の健康について

妊婦の健康をまもるための運動

健康を維持するためには、「運動」と「栄養」と「休養」のバランスが大切です。これは妊婦さんも同じです。ところが現代生活の快適さと便利さは、日常の生活でごく普通に行われていた運動を無くし、“運動不足”を作ってしまいます。だから運動は、意識して行う事が必要になってきます。運動が不足しても「栄養」と「休養」はそのまま、これは妊婦さんにはとても恐い。体重の増加で妊娠中毒症まっしぐら!といった危険があります。自分の健康に気をつけると言う事は、お腹の中の赤ちゃんの健康も同時に考えていると言う事でもあります。

運動を始めるために

妊娠は病気ではないけれど、妊婦さんが運動するにはある程度の制限があります。まずはお医者様の運動許可を得て下さい。それから自分ひとりで行うのなら安全も考えましょう。すぐに出来るものにウォーキングがあります。これは水陸どちらでもOKです。陸上で行うなら必ずしっかりとしたウォーキングシューズを履く事と水分補給を忘れない事。長続きさせるこつは目的をもって歩いていくことです。新しい道を見つけたり、新しい公園を見つけたり・・・。そこにはどんな人たちがいるのかを知っておくと、赤ちゃんが生まれた後のお散歩コースが作れますし、何処に幼稚園があるか、何処に小児科があるか等を知る事も出来ます。水中でウォーキングをするなら、水の特性を使って有効に歩くように心掛けましょう。詳しくは水中ウォーキングのページを見て下さい。具体的な歩き方や運動上の注意が載っています。(水中ウォーキングのページへ

マタニティ水泳からマタニティアクアへ

妊婦のための運動としてよく知られている マタニティ水泳は日本で生まれました。御存じでしたか?水泳を担当したのは、私の先生でもある木本彰先生です。お医者様は室岡一先生です。おふたりのプロの手によって作り上げらたマタニティ水泳は、誕生の時から“妊婦の身体にいい運動を”というアクアエクササイズの考え方を持っていました。1978年に生まれたマタニティ水泳も21世紀を迎え、水平運動(泳ぎ)から立位運動(アクア)へ、マタニティ水泳はマタニティアクアエクササイズ(マタニティアクア)へと変ぼうを遂げ、たくさんの妊婦さんたちの健康作りのパートナーとして広く行われています。

運動以外に妊婦さんに覚えて欲しいこと

プールでの運動の後は通常“リラックス”を行います。プールに浮き具を使って浮かび、ゆっくり呼吸してリラックスすることを覚えていきます。身体の力を抜き、心も身体もゆったりさせます。 実際にお産が近づき、陣痛が来ると身体は緊張します。すると血流が悪くなり、これがお産の進行にも影響してきます。この影響を軽減させるためにはゆっくり呼吸して、身体をリラックスさせて緊張からときほどいてやり、血流を良くしてやることが大切になります。吸う息は身体を緊張させ、吐く息は身体をリラックスさせます。息をゆっくり吐く事を心掛けると、痛みのがしの呼吸にもなります。 この“リラックス”は妊婦さんに一番覚えて欲しいことです。
リラックスと呼吸法、この二つがお産をスムーズに進行させてくれます。
※実際に陣痛が来たら、ゆっくりと呼吸をして下さい。落ち着きますよ。落ち着いたら、どれぐらいの間隔で、どのくらいの長さの痛みがあるのかを計りましょう。それから病院に電話して報告して下さい。後はお医者様の指事に従いましょう。

一緒に運動しましょう!

妊婦さんは家にいないでプールにいらっしゃい!プールで楽しく運動して、たくさんおしゃべりして、お友達をたくさん作りましょう。妊婦さんは引きこもりになりがちなです。「何をしてはいけない」じゃなくて「なにが出来るか」を考えましょう。妊娠を機会に、運動を生活習慣に取り入れて、楽しいマタニティライフを積極的に送って下さい。

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